本編
こんにちは!今回は、日本初の「ナショナルサイクルルート」にも指定された、茨城県が誇るサイクリングの聖地「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を走ってきました。
今回のルートは、桜川市の岩瀬駅から土浦駅までの約40km。かつてこの地を走っていた「筑波鉄道」の廃線跡を利用したコースで、初心者でも走りやすい平坦な道のりと、どこか懐かしい風景が魅力です。
1. 「駅のホーム」が休憩所?ノスタルジックな道しるべ
このコースの最大の特徴は、廃線になった鉄道の遺構を活かしている点です。

岩瀬駅から土浦駅までの間には、当時の駅のホームを再利用した休憩所が点在しています。
- 岩瀬・雨引・真壁・筑波・常陸藤沢・虫掛の6か所が、かつての面影を残したままサイクリストのための憩いの場として整備されています。
- 春にはホーム跡に植えられた桜の古木が咲き誇り、夏には心地よい木陰を作ってくれます。
ホームに座って自転車を眺めながら休んでいると、かつて電車が走っていた時代にタイムスリップしたような気分になれますよ。
国内・海外ホテル格安予約のアゴダ2. 真壁(まかべ)の古い街並みへ寄り道
コースの中間地点付近にある真壁地区は、ぜひ自転車を降りて散策してほしいスポットです。

ここは江戸時代初期に完成した町割りが今も残り、100棟を超える建物が国の登録有形文化財に指定されています。
- 重要伝統的建造物群保存地区にも選定されており、重厚な見世蔵や土蔵、門などが立ち並ぶ景色は圧巻です。
- 真壁休憩所には、特産の「御影石」で作られたサイクルラックも設置されています。
歴史を感じる商家を眺めながら「かりんとうまんじゅう」などの地元グルメを味わうのも、サイクリングの醍醐味です。

3. レンタサイクルの賢い使い方(乗り捨てOK!)
「自分の自転車を持っていない」「片道だけ走って帰りは電車がいい」という方にぴったりなのが、「広域レンタサイクル」のシステムです。
レンタルの仕組みと方法
- 予約: 利用日の3日前までに公式ホームページからのWEB予約が必須です。
- 貸出・返却場所: 岩瀬駅(駅前の高砂旅館など)や土浦駅(プレイアトレ土浦内のりんりんスクエア土浦)など、ルート沿いの複数の拠点で借りられます。
- 乗り捨て(ワンウェイ): 予約時に指定すれば、借りた場所とは別の拠点で返却が可能です。例えば、岩瀬駅で借りて土浦駅で返すという「40km片道ライド」が手ぶらで楽しめます。
4. 春の特等席!りんりんロードを彩る「桜並木のトンネル」
「りんりんロードといえば桜」と言われるほど、このコースの春は圧巻です。 かつての筑波鉄道の駅舎跡を中心に、コース沿いには約1,000本以上の桜が植えられています。
- 見頃: 例年3月下旬〜4月上旬
- おすすめ区間: 特に真壁駅から筑波駅、そして藤沢付近にかけての区間は、まさに「桜のトンネル」。自転車で走りながら、頭上から降り注ぐ桜吹雪を浴びるのは、この時期だけの最高の贅沢です。
廃線跡ゆえに、かつてのホームのすぐ脇に巨大な桜の古木が立っており、ホームのベンチに座ってお花見を楽しむサイクリストの姿も多く見られます。

5. サイクリストの朝はここから!「松屋製麺所」の絶品ラーメン
筑波山付近まで走り進めると、必ず立ち寄りたい「聖地」があります。それが「松屋製麺所」です。
筑波休憩所からわずか数百メートルの場所にあるこのお店は、その名の通り「製麺所」なのですが、店内に有料の試食コーナーがあり、打ちたて・切りたての生麺をその場で味わうことができます。
- 特徴: 朝7時から営業: サイクリストに嬉しい「朝ラー」が楽しめます。
- 極上の多加水麺: 小麦の香りが強く、モチモチとした食感がたまりません。
- スープ: 煮干しが優しく香る醤油スープは、運動中の体にじんわりと染み渡ります。
- 注意点: 人気店のため、特に週末は午前中で売り切れてしまうことも。水曜日が定休日なので、スケジュールを組む際は注意してくださいね。
ここでエネルギーをチャージして、筑波山の雄大な姿を眺めながら後半戦へ向かうのが定番のコースです。
6. 2023年オープン!最新拠点「筑波山ゲートパーク」
2023年、旧筑波東中学校の跡地を利活用して誕生したのが「筑波山ゲートパーク」です。ここは現在、筑波山周辺のサイクリングとジオパーク観光の核となる最新スポットとなっています。
- つくばジオミュージアム: 筑波山の成り立ちや自然を学べる展示があり、休憩がてら知的好奇心も満たせます。
- サイクルステーション: 綺麗なトイレ、シャワー室(有料)、休憩スペースが完備されており、サイクリストにとって非常に快適な環境です。
- つくば市BMXレーシングコース: 学校のグラウンド跡地を利用した本格的なBMXコースが併設されており、タイミングが良ければ迫力ある練習風景を見学できるかもしれません。
廃校の面影を残しつつ、現代的なサイクル拠点に生まれ変わったこの場所は、りんりんロードの新しい顔として定着しています。

6. 歴史の深さに触れる「小田城跡」
りんりんロードが愛される理由は、景色だけでなく、その土地に根付いた歴史を感じられる点にあります。

土浦に近づく頃、突如として現れる広大な芝生と土塁。それが、中世の関東を代表する武士・小田氏の拠点だった「小田城跡」です。
- ポイント: りんりんロードがかつての城跡を真っ二つに横切るように通っており、復元された土塁や堀を間近に見ることができます。
- 休憩に最適: 広々とした広場になっており、筑波山を背景に自転車の写真を撮るには最高のフォトスポットです。案内所(小田城跡歴史ひろば案内所)では、小田氏の歴史についても学べます。
4. 旅の締めくくりは土浦駅直結のサイクル拠点
ゴール地点の土浦駅には、日本最大級のサイクリング拠点「りんりんスクエア土浦」があります。


- 駅直結なので、自転車を返却してそのまま電車に乗れるのが非常に便利です。
- 施設内にはシャワーやコインロッカー、メンテナンスショップも完備されており、まさにサイクリストの至れり尽くせりなベースキャンプです。
筑波山を眺めながら、かつての鉄路をたどる40km。 歴史と自然を感じ、心地よい汗を流した後の爽快感は格別です。週末のプチ旅に、ぜひ「りんりんロード」へ出かけてみてはいかがでしょうか?
国内・海外ホテル格安予約のアゴダ今回のコースまとめ:
- 出発: 岩瀬駅
- 到着: 土浦駅
- 距離: 約40km(獲得標高が低く、初心者向け)
- 必見: 廃駅ホームの休憩所、真壁の古い街並み

