本編
韓国の東海岸を縦断する「東海岸自転車道」。青く澄み渡る日本海(東海)の絶景を眺めながら走れる人気のサイクリングロードですが、実際に走ってみると数々の「激坂」が立ちはだかる走りごたえ抜群のコースでもあります。

今回は、東海岸自転車道(南側)の区間を自転車で走破し、無事に認証スタンプをコンプリートしてきた体験をもとに、リアルな旅の様子とこれから挑戦する方に役立つ攻略情報をまとめました。この記事を読むことで、コースの難所、野営(キャンプ)事情、現地での食事の注意点まで網羅できます。
1. 旅のリアル体験記
早朝6時半、波の音と朝日で目覚める最高の朝から一日がスタートしました。前夜に設営した海沿いのキャンプ地は非常に快適で、撤収を済ませてから昨日買っておいたコンビニのフランクフルトをサクッと食べて走り出します。
コース序盤の盈徳(ヨンドク)周辺に入ると、街の至る所に「巨大なカニのオブジェ」が現れます。大阪の道頓堀を思わせるような賑やかな海鮮街の雰囲気に圧倒されつつ進むと、本日の試練である「激坂エリア」がやってきました。

最大斜度20%にも達する壁のような急坂。重い荷物を積んだ自転車での登坂は膝への負担が大きいため、無理をせず自転車を押して歩く判断を挟みながら慎重に進みます。坂を登り切った先には、カメラでは捉えきれないほど綺麗なエメラルドグリーンの海が一面に広がり、苦労が吹き飛ぶほどの絶景に出会えました。
道中、地元のサイクリストや地域の方々から差し入れをいただく嬉しい出会いや、珍しい韓国のお菓子・餡子入りのパンで補給を行いながら、順調に認証ポスト(スタンプラリーの拠点)を巡っていきます。
1日の中で約98km〜100km近くを走り抜き、ついに東海岸自転車道(南側)の終点となる最後のスタンプを獲得!無事に南側区間を完走することができました。夜は景色の良い無料キャンプ場を見つけ、地元の食堂で豪華な「石焼きご飯定食」を味わって一日を締めくくりました。
2. 【徹底ガイド】東海岸自転車道(南側)の歩き方
見どころ
- 盈徳(ヨンドク)のカニ街: ズワイガニで有名なエリア。インパクト抜群なカニの巨大オブジェや看板が連なり、活気あふれる港町の雰囲気を楽しめます。
- 高台からのエメラルドグリーンの海: 激坂を登り切った展望スポットからは、東海岸ならではの透明度の高い透き通った海を一望できます。
- 海沿いの吊り橋や公園: 景勝地には遊歩道や綺麗な吊り橋などが整備されており、サイクリングの休憩スポットに最適です。

アクセス
メインルート: 東海岸沿いに整備された「東海岸自転車道(East Coast Bicycle Path)」の青いラインや案内標識に沿って走行します。
起点・終点: 釜山方面や慶尚北道エリアから北上するルートを取り、各認証拠点(スタンプポスト)を順に繋いで走ります。
所要時間
走行目安: 南側エリア(約76km〜100km前後)の完走には、自転車で約5時間〜8時間程度(休憩・坂道の徒歩登坂含む)かかります。
スケジュール: アップダウンが多いため、1日100km前後を目安に計画を立てると無理なく走ることができます。
注意点
連続する激坂と道路の溝: 斜度10%〜20%の厳しい急坂が連続します。また、道路にある縦溝(グルービング工法)は自転車のハンドルが取られやすいため、下り坂では特に注意が必要です。
野営・キャンプ事情: 東海岸沿いは無料のキャンプエリアや公園、綺麗なトイレが整備されている場所が多く野営しやすいですが、トイレットペーパーが備え付けられていない場合があるため、ロールペーパーの持参が必須です。また、波の音や交通音対策として「耳栓」があると快適に眠れます。
1人外食の注意点: 韓国の海鮮定食屋や石焼きご飯のお店では、注文が「2人前〜」限定となっている場合があります。1人旅の場合は予算を多めに見積もっておくか、注文可能か事前確認が必要です。


まとめ
韓国の東海岸自転車道(南側)は、タフなアップダウンと引き換えに、息をのむような美しい海と美味しい海鮮グルメ、そして親切な人々との出会いを楽しめる最高のルートです。
しっかりとした坂道対策とキャンプ装備を整えれば、個人旅行者でも安心して挑戦できます。自転車旅が好きな方や、韓国のローカルな自然を満喫したい方に心からおすすめしたいコースです。
