【韓国自転車旅4】漢江(ハンガン)から忠州(チュンジュ)へ!無人コンビニや極上カルビ、野宿・ホテル選びの注意点徹底ガイド

TRIP

本編

韓国の広大な大地と整備された専用道路を駆け抜ける自転車旅。前回はソウル近郊の漢江(ハンガン)から北漢江(プッカンガン)を走り抜け、春川(チュンチョン)へ到達しました。

今回は、春川を出発して再び70キロの道を戻り、さらに漢江の後半戦(中半戦)へと突入。豊かな大自然の中での野宿から、忠州(チュンジュ)での絶品焼肉、そして韓国ならではの宿泊事情まで、私が実際にペダルを漕いで体験したリアルな旅の模様をお届けします。この記事を読めば、韓国ロングライドにおけるスタンプラリーの罠や、ローカル補給スポットの使い方が一目で分かります。

1. 旅のリアル体験記

春川の快適な「SHゲストハウス」でパンとシリアルの朝食を済ませ、朝7時に出発しました。まずは昨日走った道を70キロほど引き返します。下り坂が多く昨日よりは楽に感じましたが、やはり1日の大半を使う大移動です。途中、かつての名作ドラマ『冬のソナタ』のロケ地となった島や、並んで静止している営業前のゴンドラを川沿いの自転車ロードから眺めながら進みました。

プッカンガンのスタート地点(戻り側としてはゴール)へ無事に戻った後は、辛くない食べ物を求めて冷やしたぬきそばを提供しているお店へ。大根おろしではなく、シャーベット状の氷のスープに入った珍しいお蕎麦で、少し甘めのスープが体に染み渡り最高に美味しかったです。

そこから漢江ルートを再開し、事前にYouTubeで予習していた認証センター(スタンプポイント)で本日1個目のスタンプを押しました。

さらに山道を押して歩きながら進み、2個目のスタンプをクリアした時点で夕方に。

キャンプ地(野宿場所)を探しながら彷徨っているうちに、3つ目のスタンプポイントにまで到達してしまいました。韓国の日の入りは19時半と遅いため、暗くなるのを2時間ほど待ってから、禁止区域を避けた安全な場所でテントを張りました。

翌朝、目が覚めると想像を絶する極寒。5度まで対応の寝袋でも防ぎきれない寒さで、吐く息も真っ白です。急いで撤収し、荷物にソーラーパネルをセットして充電しながら再スタートしました。

道中、エアコン完備で音楽が流れる綺麗な公衆トイレで水を補給しつつ、朝8時前には次のスタンプをクリア。

すぐ近くにあった韓国名物の「無人コンビニ」に立ち寄り、WOWPASSで決済して自動調理器に挑戦しました。メニューボタンの選択を間違えて「つゆ多めの焼きそば」になってしまうハプニングもありましたが、これも旅の経験値アップです。

その後、さらに農道や山道を越える厳しいルートを経て、スタンプボックスへ

ついに漢江自転車道の終点となる認証センターへ到着。しかし、設置されていたスタンプ台が完全にぶっ壊れているというトラップに遭遇しました。なんとか残った部分でスタンプを押し、

次は「鳥嶺(セジェ)自転車道」のスタート地点へと駒を進めます。

この日の目的地は忠州(チュンジュ)という街。前夜の寒さを教訓にホテル泊を決意し、約3000円という破格の良さそうな宿を当日予約しました。ただしチェックインが18時と遅かったため、一度、忠州(チュンジュ)の街を散策。言葉が分からず注文に少し苦戦したものの、地元の方に親切に案内してもらい、本場の味付けカルビとユッケビビンバを堪能しました。

18時にホテルへ向かうと、受付の人が優しく対応してくれてすんなりチェックイン完了。少し独特な香りはありましたが、室内は非常に広くて清潔で、100キロ近く走った疲れを癒やす最高の空間でした。

2. 【徹底ガイド】漢江・鳥嶺自転車道の歩き方

  • 見どころ: 漢江からセジェ自転車道へと繋がるルートは、美しい川沿いの景色から、次第にのどかな農道やダイナミックな山々へと景色が移り変わるのが魅力です。忠州(チュンジュ)の街へと入る手前には風情ある吊り橋などの観光スポットもあります。また、サイクリストに嬉しい「無人コンビニ」などのローカル文化を体験できるのも大きな見どころです。
  • アクセス: ソウルから続く漢江(ハンガン)自転車道を進み、そのままセジェ自転車道へと分岐します。全般的に青いラインや案内マークが路面に描かれているため、ナビを見つつマーク沿いに進めば迷いにくい仕様になっています。ただし、一部ルートでは工事による通行止めや、自転車道が途切れて交通量の少ない一般の車道を走る区間、さらには自転車を押して歩かなければならない険しい山道・農道が出現します。
  • 所要時間: 今回の春川からの折り返しを含めたルートでは、1日あたり約80〜100キロ前後の走行距離となりました。山道の押し歩きや向かい風の状況、野宿の場所探しなどを含めると、朝から夕方まで丸1日を費やすタイトなスケジュールになります。体力や天候に合わせ、主要な街で早めに宿を確保するなどの柔軟な計画が推奨されます。
  • 注意点:
    • 気候と防寒: 4月春シーズンであっても、夜間や早朝の野宿環境は氷点下近くまで冷え込むことがあります。5度対応のシュラフ(寝袋)でも非常に寒さを感じるため、ウインドブレーカーの重ね着や十分な防寒装備を持参してください。
    • スタンプ台の不具合: 認証センターに設置されているスタンプは、インクが枯れているだけでなく、ケース自体が「完全に破壊されている」ケースに遭遇することがあります。スタンプラリーを完璧に楽しみたい方は、自前の携帯用インクパッド(朱肉)を持参することをおすすめします。
    • 決済手段: 無人コンビニや地方のディスカウントストアを利用する際、韓国旅行で定番の「WOWPASS」によるカード決済が非常に便利で、ほぼ全ての場所でスムーズに利用可能でした。現金だけでなくキャッシュレス手段を必ず用意しましょう。
    • 宿泊施設のルール: 韓国の地方にある格安のホテル(3000円前後)は、チェックイン可能時間が「18時以降」とかなり遅く設定されているラブホテルのような営業形態の施設が多く見られます。日中に早く着きすぎた場合は、チェックイン時間まで街中で時間を潰す必要があるため注意してください。自分がの肌感覚では17時〜のホテルはラブホテルの可能性が高いです

まとめ

春川から漢江を越え、忠州へと至る自転車旅は、極寒の野宿や機材・スタンプ台のトラブルなど、まさに「旅のリアル」が詰まった挑戦となりました。しかし、苦労して辿り着いた無人コンビニでの温かい焼きそばの味や、忠州の街で食べた絶品カルビの美味しさは格別です。

韓国の地方特有の優しさに触れながら、自分の足で一歩ずつ進むロングライド。普通の観光旅行では絶対に味わえない達成感を求めている方に、心からおすすめしたいルートです。

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