本編
台南での美味しい出会いに後ろ髪を引かれつつ、旅はいよいよ台湾第2の都市「高雄(カオシュン)」へと向かいます。 足の筋肉が悲鳴を上げ始めていますが、海沿いのルートを選んで気分転換。……と思いきや、いきなりの行き止まり!
地図上で怪しいなとは思っていたが、やはり途切れている。台湾の道は本当にアドベンチャーです。 そんなトラブルも楽しみつつ、都会の風を感じながら高雄の中心部へ入りました。
世界で最も美しい駅「美麗島駅」へ
高雄に着いてまず向かったのは、世界で最も美しい地下鉄駅の一つに数えられる「美麗島(メイリーダオ)駅」です。 改札を抜けた瞬間に広がるのは、4500枚ものステンドグラスで彩られた「光のドーム」。
鮮やかな色彩が天井一面を覆い尽くし、まるで万華鏡の中に迷い込んだかのよう。駅そのものが巨大なアート作品で、自転車旅の疲れも一瞬で吹き飛ぶ美しさでした。
国内・海外ホテル格安予約のアゴダ疑惑の「パクチー」入り担仔麺
美しいものを見た後は、腹ごしらえです。「台南担仔麺(タンツーメン)」の看板を見つけて入店。 小ぶりなお椀に盛られた麺を一口すすると……うん、やっぱり居ました、パクチー君。
台湾に来てからというもの、彼との遭遇率は結構高い。苦手な人も多いかもしれませんが、少量なら良いアクセント!?。旅の味として噛み締めました。 次は日本のお好み焼き?に似た食べ物を、とりあえず無難にオリジナルの「ダブルエッグ」。パリパリの生地に、目玉焼きが入っているような不思議な感覚ですが、これが意外とイケるんです。
澎湖(ポンフー)行きフェリー乗り場まとめ
翌日、重大なミッションとして澎湖行きのフェリーチケットを入手しに出航準備?しているであろう場所へ
澎湖行きのフェリーはこれら3つの港が、澎湖への主要な玄関口です。
- 高雄港:澎湖輪(Penghu Ferry)
- 今回利用された、一年中運航している大型客船。自転車や車も載せられます。
- 嘉義:布袋港
- 高速船がメイン。最短ルートですが、冬季は運休します。
- 台南:安平港
- 台南市内からアクセス可能。季節限定の高速船が中心です。
今回は一番失敗の無さそうな一年中運航している高雄港へ
迷宮入りの高雄港!? 船着場探しに大苦戦
昨日は高雄から澎湖へ渡るべく、意気揚々と港へ向かったが、思わぬ落とし穴が待っていました。とにかく高雄港は広く、船の種類によって乗り場がバラバラ。現地の方々に聞き込みをしても、人によって言うことが違って、結局その日は出航後だったのか、チケットを手に入れることはできませんでした。
執念の再チャレンジ! 賑わいの先に正解が
「今日こそは!」とリベンジを誓った後日。事前に入念に下調べをし、当たりをつけて向かった先で目にしたのは、多くの人だかりと次々に吸い込まれていく車。
「ここだ、間違いない!」
と思い、人が集まっている建物へ
翻訳アプリが大活躍! スムーズな(?)チケット購入
窓口では、事前に用意しておいた中国語の翻訳画面を提示。「この日のこの時間に行きたい、帰りはこれくらい」と文字で見せることで、言葉の壁を突破しました。
嬉しい誤算だったのが、日本発行のクレジットカードが使えたこと! 現金の持ち合わせを気にせず、スマートに決済完了です。
気になるお値段と支払い事情【2025年版】
2025年時点での運賃目安(片道)はこんな感じでした。
| 項目 | 価格(台湾ドル) | 備考 |
| 大人(片道) | $860 | 復路は少し安くなることも? |
| 自転車 | $235 | そのまま乗船できます |
帰りのチケットが少し安かったのは、曜日による割引か、あるいは港の施設利用料の違いかもしれません。これも旅の面白いところですね。
お得な予約方法と自転車乗りの注意点
私のように「自転車と一緒に島を巡りたい!」という自転車乗りの方は、窓口で直接購入するのが確実です。自転車の積載スペースを確認してもらえるので安心感が違います。
逆に、「現地でレンタルやバスだけでいいよ」という方は、アプリのKlook(クルック)で事前に予約するのがおすすめ。スムーズかつ、時にお得にチケットを確保できますよ。
チケット売り場の場所を載せておきます。
龍の口から入って虎から出る? パワースポット「龍虎塔」
翌朝は、高雄屈指の観光名所「蓮池潭(レンチックタン)」にある「龍虎塔」へ。 湖の上にジグザグの橋が架かり、その先に極彩色の龍と虎が口を開けて待っています。 「龍の口から入って、虎の口から出る」ことで、これまでの悪行が帳消しになり、運気が上がると言われているパワースポットです。心当たりがある方は龍虎塔へ…
最近まで補修工事が行われていたので、かなり綺麗な印象、運がよかったです。到着して螺旋階段を登りきると、湖を一望できる絶景が。これで旅の運気も爆上がり間違いなし……かな?
台湾に「鈴鹿サーキット」があるって本当!?
高雄のGoogleマップを確認していると 「SUZUKA CIRCUIT PARK」。 え、あの三重県の鈴鹿サーキット? 偽物じゃないの? と疑いつつ向かってみると……。
なんとそこには、本家・鈴鹿サーキット公認のテーマパークがありました! ショッピングモールに併設された本格的なカートコースがあり、コースレイアウトも本家を縮小再現しているとのこと。 ただ、走っているカートを見ると、みんなめちゃくちゃ安全運転(笑)。 台湾の道路のバイクの方がよっぽどレースしてるよ! と心の中でツッコミつつ、異国の地で見る「SUZUKA」の文字に誇らしい気持ちになりました。
そのまま近くにある「高雄国際空港」へも立ち寄り。 自転車のまま空港の敷地に入れるオープンさに驚きつつ、こじんまりとしたターミナルで涼み、しばしの休憩。
近くて遠い「旗津」への道。そしてフェリーへ
次に、高雄の市街地から細長い半島のように伸びる「旗津(チージン)」エリアへ行こうと計画。 地図を見ると道路が繋がっているように見えたので、自転車で向かったのですが……ここで最大のハプニング発生。
目の前に現れたのは自動車専用のトンネル。自転車は通行禁止で、どうあがいても対岸へ渡れません。 「嘘でしょ!?」と叫んでも道は開けず、結局来た道を大きく引き返し、フェリー乗り場へ迂回することに。
気を取り直してフェリーに自転車ごと乗り込み、わずか数分の船旅で旗津へ上陸!
島内(半島)はヤシの木が並び、一気に南国リゾートの雰囲気。 「サーフィンができるかも?」と期待して海を見に行きましたが、波は穏やかでサーファーの姿はゼロ。 それでも、海風を受けながら走るサイクリングロードは最高に気持ちよく、夕陽に染まる海を眺めながら、長い一日の終わりを噛み締めました。
行き止まりに阻まれ、パクチーに攻められ、それでも絶景と予想外のスポットに出会えた高雄の旅。 都会的な便利さと、南国らしいのんびりした空気が同居するこの街が、すっかり気に入ってしまいました。

